いつも通り週末のトイレ掃除をしていた時のことです。便器の側面を拭こうと手を伸ばすと、ウォシュレットの横あたりから水が滴り、床に小さな水溜まりができているのを見つけました。最初は「掃除の時の水が飛んだだけだろう」と軽く考えて拭き取りましたが、数分後に再び見てみると、また同じ場所に透明な雫ができていました。これが噂に聞くウォシュレットの横からの水漏れかと、私は一気に血の気が引く思いでした。我が家のウォシュレットは購入してから既に八年が経過しており、そろそろ何らかの不具合が出てもおかしくない時期でしたが、実際に目の当たりにするとパニックになるものです。まずは落ち着いて、以前読んだことのある対処法を思い出しました。最悪の事態である感電を防ぐため、濡れた手で触らないよう注意しながらコンセントからプラグを引き抜きました。次に、水の供給を止めるために壁にある止水栓を締めましたが、これが長年の放置で非常に固くなっており、マイナスドライバーを差し込んで力いっぱい回す必要がありました。水が止まったことを確認してから、漏れている箇所をじっくり観察してみると、どうやら本体の右側面にあるプラスチック製のネジのような部品、いわゆる水抜栓の周辺から水が滲み出しているようでした。恐る恐るその部品を緩めて外してみると、先端についている小さなゴムパッキンがカチカチに硬くなっており、わずかに亀裂が入っているのを見つけました。これが原因だと確信した私は、すぐに型番をメモして近所のホームセンターへ向かいました。幸いにも汎用性の高いサイズのパッキンが見つかり、数百円で購入することができました。帰宅後、新しいパッキンに交換して水抜栓をしっかりと締め直し、止水栓をゆっくりと開けてみました。しばらく様子を見ましたが、あんなに執拗に垂れていた雫はピタッと止まり、便器の横はカラリと乾いた状態に戻りました。業者を呼べば数万円かかるところを、自分の手で解決できた達成感は格別でしたが、同時に、もし気づかずに放置していたら床下が腐っていたかもしれないと思うと、ゾッとしました。これからは、単に汚れを落とすだけでなく、機器の健康状態をチェックするつもりで、より細部まで目を配りながら掃除を続けようと心に誓った出来事でした。
トイレ掃除中に見つけたウォシュレット横の水漏れ奮闘記