給湯器からの「ポタポタ」という水漏れは、いつ修理を依頼すべきか迷うことがあります。しかし、この水漏れには修理の目安があり、それを知っておくことで、適切なタイミングで行動を起こし、被害を最小限に抑えることが可能です。修理の目安を判断する上で、いくつかのポイントがあります。 まず、水漏れの量と頻度です。もし、水滴が数分に一度程度で、ごく少量であれば、結露の可能性や、軽微なパッキンの劣化などが考えられます。この場合、すぐに緊急性を要するとは限りませんが、定期的に監視し、状況が悪化しないか注意が必要です。しかし、水滴が連続して落ちる、あるいは水量が徐々に増えている場合は、内部の配管や部品に損傷がある可能性が高く、速やかに専門業者に連絡すべき状況です。特に、給湯器の下に水たまりができるほどの水漏れは、緊急性が高いと判断してください。 次に、水漏れしている液体の種類も重要な判断材料です。もし、透明な水ではなく、錆びたような茶色い水や、油のようなものが混じっている場合は、給湯器内部の深刻な損傷や、配管の腐食が進んでいる可能性を示唆しています。このような場合は、躊躇せず専門業者に修理を依頼しましょう。また、水漏れと同時に、給湯器から異音(ゴーという音や、変な振動など)が聞こえる場合も、内部で異常が発生しているサインです。この際も、早急な点検が必要です。 最後に、給湯器の設置年数も修理の目安となります。一般的に給湯器の寿命は10年から15年と言われています。設置から10年以上経過している給湯器からの水漏れであれば、部分的な修理だけでなく、給湯器本体の交換を検討する時期に来ている可能性もあります。修理費用が高額になる場合や、他にも劣化が進んでいる箇所がある場合は、新しい給湯器に交換する方が、結果的に経済的であることも多いです。ポタポタ水漏れは、給湯器からの重要なメッセージです。これらの目安を参考に、適切なタイミングで専門業者に相談し、安全と安心を確保しましょう。
ポタポタ給湯器修理の目安